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新規開業では、決済端末だけを先に契約すると、予約管理やPOSとの組み合わせを後で調整する必要が生じます。開店までの工程と役割分担を整理し、必要なブランドが使える状態を目指します。
予約・顧客・POSの役割を先に決める
予約を受けるサービス、顧客情報を管理するサービス、売上を記録するPOSを決めます。一体型を選ぶ場合も必要な機能が対象プランに含まれるか確認します。複数サービスを使う場合は、連携範囲と情報の二重入力を整理してください。
会計台の設計と機器構成
タブレット、端末、プリンター、キャッシュドロア、回線を一覧にします。必要なコンセントと配線、客が画面を操作する位置を決めます。席で会計するなら持ち運びと通信も確認します。機器代は内装・什器予算とは別に確保しましょう。

開店日から逆算して申し込む
サービス全体の申込完了と、全決済ブランドの審査完了は同じとは限りません。審査に必要な書類、店舗情報、追加確認を早めに問い合わせます。開店までに一部ブランドが間に合わない場合は、利用可能な決済方法を正確に案内する準備をします。
開店前の操作確認と教育
スタッフごとに会計、値引き、取消、返品、締め作業の手順を確認します。POSのプランは必要な顧客・在庫・複数スタッフ管理から選び、決済は料金・対応機器・入金を比較します。スマレジなどのPOSを使う場合も、決済契約は別に確認してください。
表示料率だけで決めないための試算
比較する金額は「対象ブランドの決済売上×適用料率+月額費用+端末・通信・振込などの費用」です。カードとQRコードでは料率や税区分が異なることがあります。最安の一つの数字を全決済に当てはめず、ブランドごとの売上を分けて計算します。
例えば、対象のカード売上が月50万円で、料率だけが0.5ポイント違うという仮定なら差額は月2,500円です。これは単純計算の例で、特定プランの実際の支払額ではありません。月額費用や必要機器が違えば結論は変わります。
申込前に書面で確認すること
- 対象業種・事業規模・年間決済額が優遇料率の条件を満たすか。ブランドごとの審査と適用開始日も確認する。
- 端末は購入か貸与か。解約・故障・紛失時の費用と返却条件、必要なスマートフォンや回線を確認する。
- 入金頻度、締日、銀行別の条件、振込手数料を確認し、仕入れや家賃の支払日と照合する。
- 希望するPOS・予約・会計ソフトとの連携は、サービス名だけで判断せず対応機種・プラン・連携費用まで確認する。
新規開業の美容室は「予約→POS→決済」の順で考える
美容室で使う仕組みは、予約管理、顧客管理、POSレジ、キャッシュレス決済です。予約と顧客情報をどこに集めるかを先に決めると、レジと決済の候補が絞れます。
| 役割 | 確認すること |
|---|---|
| 予約管理 | HOT PEPPER Beauty、自社サイト、電話、SNSなど、どこから予約を受けるか |
| 顧客管理 | 来店・施術履歴、担当者などをどこに記録するか |
| POSレジ | メニューや店販商品の会計、売上集計、レジ締めをどう行うか |
| 決済 | カード、電子マネー、QRコードを何で受け、POSとどう連携するか |
サービスの数ではなく、同じ情報を何度入力するかがポイントです。POSで会計した金額が決済端末へ反映されれば、金額の再入力を減らせます。別々のサービスを使う場合、予約・顧客・会計情報が自動でつながるとは限りません。
開業スタイル別に見る主な候補
| 開業スタイル | 検討構成 | 先に確認したい点 |
|---|---|---|
| HOT PEPPER Beauty中心 | SALON BOARDの予約・顧客・レジ機能 | 他POS・決済との連携範囲。SALON BOARDとAirレジは機能連携していません |
| 固定費を抑えて始めたい | Airレジ+Airペイ | iPad/iPhone、周辺機器、適用される手数料条件 |
| 自社予約から会計までまとめたい | Square POS+Square 予約+Square 決済 | 無料・有料プランの機能と料金、決済手数料 |
これは機能の順位ではありません。予約・顧客管理の中心が決まっているなら、その仕組みと日々の運用に合う組み合わせを確認しましょう。
初期費用だけでなく毎月の総費用と入金も比較
端末無料や初期費用0円だけでなく、導入後の費用と運用を一つの表で比較しましょう。
- iPad、iPhone、レジ本体などの初期費用
- POS・予約システムの月額費用
- 決済ブランド別の手数料と適用条件
- プリンター、キャッシュドロアなどの周辺機器
- 入金サイクルと振込手数料
- データ移行の手間、解約・プラン変更の条件
カード、電子マネー、QRコードで料率が異なることがあります。想定する決済構成と月間決済額を置いて概算し、各社の最新条件で照合してください。
申し込みを開業直前に集中させない
加盟店審査では本人確認、口座情報、店舗確認書類などが必要になる場合があります。Airペイは通常の審査期間を案内していますが、申込み集中時には時間がかかる可能性も示しています。開業日が決まったら必要書類と申込条件を早めに確認し、店舗完成前に提出できる資料も確認しましょう。複数ブランドの審査・利用開始日はそろうとは限らないため、開業初日の支払い方法を決済会社へ確認してください。
Airペイ公式|申込みの流れ
開業前チェックリスト
- HOT PEPPER Beautyへ掲載し、SALON BOARDを使うか
- 自社予約やSNS予約を併用するか
- 顧客カルテの正本をどこに置くか
- POSでメニュー、店販、担当者を管理するか
- POSの会計額が決済側へ連携するか
- 必要な端末や周辺機器は何か
- 必要なカード・電子マネー・QRブランドは何か
- 月額費用、手数料、入金日を含む総費用はいくらか
- データ移行の方法と審査書類を確認したか
予約・会計・決済の役割を決めて、内装と機器を合わせる
予約と顧客情報の中心を決めれば、POSへ登録する内容と決済へ渡す金額を整理できます。HOT PEPPER Beautyを使うならSALON BOARDの機能と掲載条件を確認します。SALON BOARDとAirレジは機能連携していないため、自動共有を前提に進めないようにします。
Airレジ+Airペイなら会計と決済、Squareなら予約・POS・決済の構成を比較します。予約、カルテ、スタッフ管理がすべて無料で足りるとは限りません。必要機能を選び、機器、月額、料率を一枚の表へまとめます。
会計台ではスタッフの入力画面、お客様の支払い機器、紙の控えを受け取る場所を分けます。配線、充電、Wi-Fi、ドロア開閉が接客を妨げないか、内装確定前に寸法を確認すると手戻りを減らせます。
審査と発送の期間はサービスやブランドで異なります。
オープン前は1人分の来店を一巡させる
予約を入れ、来店時に顧客情報を確認し、当日メニューを変更してから会計へ進みます。店販や割引も含め、予約時と最終額が違っても正しい金額で決済できるかを確かめます。支払い後は売上記録と次回予約も確認します。
次に取消、返金、紙切れ、通信エラーを試し、誰が判断するかを決めます。通常会計と連絡手順を全員で共有します。初日に審査が終わっていないブランドは利用可能と掲示しないようにしてください。
契約書、料金表、審査結果、機器資料をまとめて保管します。移転、スタッフ追加、店舗追加、予約切替があるとき、当初の条件と比較できるようにするためです。
| 準備 | 完了と判断する条件 |
|---|---|
| 予約・カルテ | 保存先と権限が決まり予約が入る |
| 会計 | 施術・店販・値引きと印刷が正しい |
| 決済 | 必要ブランドと適用条件を確認済み |
| 締め | 現金・POS・決済履歴を照合できる |
| 障害 | 窓口と代替を担当者が確認済み |
参照した公式情報
補足の公式情報:Square予約:料金・プラン / SALON BOARD:公式FAQ
