STORES 決済の評判は?手数料・メリット・デメリットを店舗目線で徹底解説

STORES 決済の評判・手数料を正直レビュー サービス別レビュー
サービス別レビュー

STORES 決済は、クレジットカード・電子マネー・コード決済に対応した店舗向けのキャッシュレス決済サービスです。月額無料のフリープランに加え、決済手数料を抑えられるスタンダードプランも用意されており、STORES レジやネットショップ、予約システムと連携できる点が特徴です。この記事では、キャッシュレス決済の導入支援に関わってきた中の人の視点から、料金・評判・メリット・デメリットを解説します。

「決済手数料1.98%〜」「端末1台無料」という条件だけを見て申し込むのはおすすめしません。スタンダードプランには月額料金や契約期間があり、店舗の決済額によってはフリープランのほうが適しているからです。

結論|STORES 決済はこんな店舗におすすめ

向いている店舗

  • STORES レジやネットショップも利用したい
  • Visa・Mastercardの決済額が比較的大きい
  • 月間のキャッシュレス決済額がある程度見込める
  • 店舗とオンラインの売上や在庫をまとめて管理したい
  • コンパクトな端末をイベントや移動販売でも使いたい

向いていない店舗(慎重に検討)

  • 月額費用をかけたくない
  • 決済端末の購入費用も抑えたい
  • 売上を毎日自動で入金してほしい
  • 電子マネーやコード決済の手数料を最優先したい
  • 現在使っている外部POSとの連携が欠かせない

STORES 決済の強みは、単純な手数料の安さだけではなく、決済・POSレジ・ネットショップ・予約システムなど店舗運営に必要な機能をSTORESにまとめられる点にあります。反対に、決済機能しか使わない店舗では、スタンダードプランの月額料金に見合うかを事前に計算する必要があります。

STORES 決済とは

STORES 決済は、STORES株式会社が提供する対面キャッシュレス決済サービスです。現在の決済端末はクレジットカード・電子マネー・コード決済に対応しており、端末単体でも決済できるため、必ずしもPOSレジやスマートフォンと組み合わせる必要はありません。

また、以下のSTORES提供サービスと連携できます。

  • STORES レジ
  • STORES ネットショップ
  • STORES 予約
  • STORES モバイルオーダー
  • STORES 請求書決済

実店舗だけでなくネットショップや予約販売も行っている事業者にとっては、複数のサービスを同じブランドでそろえられることがメリットです。

STORES 決済の基本スペック

項目内容
月額料金フリー:0円/スタンダード:月額3,300円(年間契約)または3,960円(月額契約)
決済手数料1.98%〜3.24%
決済端末27,720円(税込)。スタンダードプランの年間契約では1台目を無償貸与
クレジットカードVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover
電子マネー交通系電子マネー、iD、QUICPay+
コード決済PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、Smart Codeなど
入金方法手動入金または自動入金
最短入金手動入金で最短翌々日
対応口座国内の金融機関
導入期間クレジットカード決済は最短4営業日
POS連携STORES レジなど。外部POSは端末ごとに対応状況が異なる

料金や適用条件は変更される可能性があります。申込時には必ず公式サイトの最新料金ページを確認してください。

STORES 決済の料金プラン

STORES 決済にはフリープランとスタンダードプランがあります。違いは月額料金だけでなく、決済手数料・端末費用・利用できる周辺サービスの範囲にもおよびます。

STORES 決済のフリープランとスタンダードプランの料金比較
STORES 決済の料金プラン比較

フリープラン

項目内容
月額料金0円
Visa・Mastercard2.48%
その他主要カード2.48%
電子マネー3.24%
コード決済3.24%
決済端末27,720円(税込)

固定費はかかりませんが、決済端末を購入する必要があります。キャッシュレス決済額がまだ少ない新規開業店舗や、季節営業・イベント出店などで利用頻度が限られている場合は、フリープランから始めるほうが無理がありません。

スタンダードプラン

項目内容
月額料金年間契約:月額3,300円/月額契約:3,960円
Visa・Mastercard1.98%
JCBなどの主要カード2.38%
電子マネー3.24%
コード決済3.24%
決済端末年間契約では1台目を無償貸与

1.98%になるのはVisaとMastercardのみです。電子マネーやコード決済まで1.98%になるわけではありません。また「端末1台無料」は年間契約における無償貸与を指し、解約時には返却が必要です。

フリーとスタンダードはどちらがお得?

Visa・Mastercardの手数料差は0.5ポイントです。スタンダードの月額料金が3,300円の場合、Visa・Mastercardの月間決済額が約66万円を超えると、計算上は手数料の削減額が年間契約の月額料金3,300円を上回ります。

ただし、この計算にはフリープランの端末購入費用や、スタンダードプランに含まれるPOSレジ・ネットショップなどの機能価値を含めていません。約66万円は、あくまで月額料金とVisa・Mastercardの手数料差だけを比較した目安です。

また、これはすべてがVisa・Mastercardだった場合の目安です。JCBなどはプラン間の差が小さく、電子マネーとコード決済はどちらのプランでも3.24%のため、以下を分けて試算する必要があります。

  • Visa・Mastercardの月間決済額
  • その他のカードの月間決済額
  • 電子マネーとコード決済の割合
  • STORES レジなどの有料機能を使うか
  • 端末を購入するか無償貸与を利用するか
月間決済額を基準にしたSTORES 決済プランの選び方
フリーとスタンダードの選び方

STORES 決済の口コミ・評判

第三者のレビューサイトでは、旧型端末について、機能更新によってタッチ決済へ対応できた点を評価する投稿が確認できます。一方、同じ旧型端末の充電端子について、使いにくさを指摘する声もあります。これらは現行端末に対する評価ではないため、そのまま現在の使用感として受け取らないよう注意が必要です。

また、STORES公式の導入事例では、決済単体ではなく、POSレジ・ネットショップ・モバイルオーダーなどを組み合わせた運用例が紹介されています。ただし、公式事例はサービス提供会社が選定した事例であるため、第三者の口コミとは分けて見る必要があります。

口コミを見る際には、使用している端末が旧型か現行型かを確認してください。端末の仕様や料金プランが変更されているため、古い口コミが現在の使用感と一致しない場合があります。

STORES 決済のメリット

店舗に合わせて2つのプランから選べる

決済額が読めない段階ではフリープラン、Visa・Mastercardの決済額が増えてきた段階ではスタンダードプランという選び方ができます。ただし、フリープランでは端末を購入するため、将来のプラン変更まで見込んで初期費用を比較する必要があります。

スタンダードはカード手数料を抑えやすい

VisaとMastercardの決済手数料が1.98%。カード決済額が大きい店舗ほど、フリーとの手数料差が効いてきます。客単価が比較的高く、カード払いが多い美容室、サロン、スクール、小売店などは検討しやすいでしょう。

端末1台で主要な決済方法に対応できる

現行端末では、クレジットカード・電子マネー・コード決済を1台で処理できます。複数の決済サービスを個別に契約・管理する負担を減らせるのがメリットです。

端末単体でも利用できる

決済端末のみで会計を完結できるため、ポップアップストア、展示会、イベント、移動販売など、レジ周辺のスペースが限られる場面でも使いやすい設計です。

決済にはインターネット接続が必要です。屋外や移動先で利用する場合は、通信環境を事前に確認しておきましょう。

STORESのサービスをまとめて利用できる

同社のPOSレジ、ネットショップ、予約システムなどと連携できる点が大きな特徴です。店舗とネットショップを併用している小売店では、商品情報や在庫を別々に管理する手間を減らせます。決済手数料だけを比べると見えにくい部分ですが、日々の二重入力や確認作業を減らせるなら店舗全体では大きなメリットになります。

入金方法を選べる

手動入金では、売上の翌日午前6時から振込依頼ができ、依頼後1〜2営業日で入金されます。自動入金では、月末までの売上が翌月20日に振り込まれ、振込手数料は売上額にかかわらず無料です。資金繰りを優先するなら手動、手間と振込手数料を抑えるなら自動という選び方になります。

国内の幅広い金融機関を登録できる

特定の銀行口座を新しく開設しなくても利用できるため、現在使っている事業用口座へ売上をまとめやすいのがメリットです。

STORES 決済のデメリット

フリープランは端末購入費用がかかる

月額無料ですが、決済端末は27,720円(税込)です。「月額無料」と「初期費用無料」は同じではありません。

スタンダードには月額料金がかかる

年間契約でも月額3,300円かかるため、キャッシュレス決済額が少ない店舗では、削減できる手数料より月額料金のほうが大きくなる可能性があります。

「1.98%だからお得」と決めるのではなく、自店の決済ブランド別売上を使って計算しましょう。

端末無料には条件がある

スタンダードの端末無料は、年間契約における1台目の無償貸与です。月額契約では端末の購入が必要で、年間契約でも解約時には貸与端末を返却します。2台目以降は購入が必要です。

コード決済と電子マネーは手数料が下がらない

スタンダードでも、電子マネーとコード決済の手数料は3.24%です。コード決済の利用が多い店舗では、削減効果が限定的です。

少額の手動入金には振込手数料がかかる

入金額が10万円未満の場合は200円の振込手数料がかかります。少額を頻繁に振り込むと、そのたびに手数料が発生します。

自動入金は月1回

月末締め・翌月20日入金のため、仕入れや給与などで短い入金サイクルが必要な店舗にはやや使いにくい可能性があります。

STORES レジは利用端末に制限がある

iPadまたはiPhoneで利用し、Androidには対応していません。iPhoneでは一部機能に制限があります。

外部POSとの連携は事前確認が必要

STORES 決済は外部POSとの連携先も案内していますが、公式サイトでは一部の外部POSについて旧端末のみ対応とされています。現行端末との連携可否はサービスごとに異なるため、申し込み前の確認が必要です。

現行端末を導入してから連携できないことに気づくと、運用計画を大きく変更しなければなりません。外部POSを使用中の店舗は、申し込み前に端末とPOSの組み合わせを確認してください。

STORES 決済が向いている店舗

STORES 決済が向いている店舗の特徴
STORES 決済が向いている店舗
  • STORESのサービスをまとめて使いたい店舗:POSレジ・ネットショップ・予約システムなどをSTORESで統一したい店舗には有力な候補です。
  • カード決済額が比較的大きい店舗:美容室、サロン、スクール、専門店など、客単価が高くカード払いが多い業態と相性がよいでしょう。
  • 実店舗とネットショップを運営している小売店:店舗とオンラインの情報をまとめやすくなります。
  • イベントや移動販売で利用したい店舗:現行端末は単体で決済でき、通信環境を確保できれば固定レジ設備がない場所でも利用できます。

STORES 決済が向いていない店舗

  • 決済額が少なく端末費用も抑えたい店舗:フリーでは端末購入費用、スタンダードでは月額料金が発生します。
  • コード決済が中心の店舗:スタンダードに変更しても手数料は3.24%のままです。
  • 毎日の自動入金を求める店舗:手動入金でも店舗側での振込依頼操作が必要です。
  • AndroidでPOSレジまで運用したい店舗:STORES レジはAndroid未対応です。

STORES 決済とAirペイ・Squareの違い

STORES 決済・Airペイ・Squareの比較早見表
STORES 決済・Airペイ・Squareの比較早見表
比較項目STORES 決済AirペイSquare
月額料金0円または有料プラン基本0円基本0円
カード手数料1.98%〜2.48%または3.24%2.5%〜
端末購入または条件付き無償貸与貸与条件あり購入
電子マネー対応対応対応
コード決済対応対応対応
入金手動または月1回自動定期入金最短翌営業日
POSレジSTORES レジなどAirレジSquare POSレジ
主な強みSTORESサービスとの連携決済ブランドの幅広さ導入と入金の分かりやすさ

Airペイの2.48%は、対象条件を満たしたうえでブランドごとの審査に通過した場合に適用されます。通常料率は3.24%です。Squareの2.5%にも、年間キャッシュレス決済額や事業者区分などの適用条件があります。

どのサービスが最も安いかは、売上規模と決済方法の割合によって変わります。表面上の最低手数料だけでなく、月額料金・端末費用・振込手数料まで含めて比較してください。

STORES 決済に関するよくある質問

Q
STORES 決済は個人事業主でも申し込めますか?
A

申し込めますが、加盟店審査があります。店舗情報や取扱商品、営業実態を確認できる資料(公式サイト・SNS・店舗写真など)を準備しておくとよいでしょう。

Q
決済端末は本当に無料ですか?
A

無条件では無料になりません。スタンダードプランを年間契約した場合のみ1台目が無償貸与され、解約時には返却が必要です。

Q
PayPayにも対応していますか?
A

対応しています。d払い、楽天ペイ、au PAY、Smart Codeに含まれる複数のコード決済なども利用できます。対応ブランドは変更される可能性があるため、申込時に公式サイトで確認してください。

Q
売上はいつ入金されますか?
A

手動入金は振込依頼後1〜2営業日、自動入金は月末締め・翌月20日入金です。

Q
振込手数料はいくらですか?
A

手動入金は10万円以上で無料、10万円未満は200円。自動入金は入金額にかかわらず無料です。

Q
STORES レジを使わなくても利用できますか?
A

利用できます。現行の決済端末は単体でキャッシュレス決済を処理できます。

Q
レシートは印刷できますか?
A

対応するプリンタードックやレシートプリンターを用意すれば売上票を印刷できます。ただし領収書は別途用意が必要です。

Q
スタンダードプランは途中で解約できますか?
A

スタンダードプランは解約を申し出た後も、契約期間の終了までは利用が継続し、途中解約による返金はありません。次回の契約更新を停止する形になるため、年間契約を選ぶ場合は契約期間と更新条件を事前に確認してください。

まとめ

STORES 決済は、店舗の状況に合わせてフリーとスタンダードを選べるキャッシュレス決済サービスです。特に、カード決済額が大きい店舗や、STORES レジ・ネットショップ・予約システムなどをまとめて利用したい店舗に向いています。

一方、スタンダードの最低手数料と端末無料には条件があり、電子マネーとコード決済の手数料は下がりません。月額料金や契約期間も考慮する必要があります。

STORES 決済は「すべての店舗にとって最安のサービス」ではありません。しかし、店舗とオンラインの運営をSTORESにまとめたい事業者にとっては、手数料だけでは判断できない価値があります。申し込む前に、自店の決済ブランド別売上を確認し、フリーとスタンダードの年間総額を比較してみてください。